朝日新聞厚生文化事業団は認知症の人にやさしい地域づくりの取り組みとして、
「認知症マフ」の普及活動を行っています。

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ぬくもりをつなぐマフ NHKで紹介されました

大阪市生野区包括支援センターと同区内のデイサービスきよちゃん2、天王寺区で活動している認知症カフェ・みんなのカフェに集うみなさんが認知症マフで温かくつながる様子が、NHK総合テレビのニュース、ほっと関西の「しあわせニュース」で2023年7月5日(水)に放送されました。

NHK NEWS WEB https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20230705/2000075434.html

(URLをクリックすると7分16秒の映像ニュースが見られます。)

[注] 映像の中で「関西医科大学の研究」のテロップは、正しくは「朝日新聞厚生文化事業団および関西医科大学・三木恵美准教授(作業療法士)の研究」です。

 

いずれも当事業団主催の認知症マフワークショップへの参加を経て活動を開始し、試行錯誤を積み重ねて現在のスタイルを確立した団体です。生野区では認知症マフに「いくのオレンジマフ」、天王寺区では「なごみマフ」と愛称を付けて、認知症のある方、編み物好きのご近所さん、福祉・医療の専門職などさまざまな立場の方が関わっています。映像は、こうした地域福祉における認知症マフの作り手、使い手の様子が非常によく分かる内容にまとまっています。認知症によって手元や気持ちの不安があっても、認知症マフからくる心地よさや昔の記憶を頼りに周囲の方とのコミュニケーションの手段を提供すること、そして認知症のある方の主体性や尊厳が大切にされるコミュニティーづくりのお手伝いができることを私たちは嬉しく思っています。

 

生野区地域包括支援センター・髙橋美津惠さんには今年3月のワークショップ、みんなのカフェ代表・西村由紀子さんには昨年4月のワークショップで、活動の様子をお話しいただきました。そして、それを参考に新たな別の場所で小さな取り組みが始まっています。ニットがつなぐ認知症支援の輪、これからもどんどん広がります!

2023年3月に大阪市内で開催されたワークショップで話す髙橋美津惠さん
生野区地域包括支援センターではオレンジマフを使ってみたい地域住民や専門職の相談に丁寧に応じている

 

天王寺区のみんなのカフェのみなさんは、あべのハルカス近鉄本店の市民活動スペース・街ステーションで譲渡会を開催(不定期)するなど、さまざまな場所でなごみマフを紹介しています。

右はみんなのカフェ代表・西村由紀子さん、左は同カフェを運営する団体・認知症予防活動コンソーシアム代表理事の歌丸和美さん
2022年7月、大阪市天王寺区のあべのハルカス近鉄本店メンズフロアの一角、街ステーションになごみマフを展示

 

ボランティアが製作した認知症マフのお譲りや、地域福祉活動のサポート、毛糸等のご寄付に関するお問い合わせはメールフォームからご連絡ください。

 

 

 

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